DDH-181「ひゅうが」 09/09/06

ヘリコプター護衛艦「ひゅうが」が大桟橋(おおさんばし)で一般公開すると聞いて見に行きました。


ママチャリで山下公園の横の道路を走っていたら、「ひゅうが」がチラチラ見えて急いて大桟橋へ。
船の高さは大桟橋の天頂部よりも高い!


着いたらすでに50人くらいが並んでおりましたよ。


簡単な手荷物検査が終わると、「ひゅうが」が接岸しているところに通されます。



でかい…。



タラップを渡ると



すぐに格納庫(艦首方向を映す)

蛍光灯と交互にあるのは赤いランプと消火器。
今回は格納しているヘリはありませんでした。


さて、どうやって進むのかと思ったら、格納庫からプラットホーム(エレベータ)で
甲板に行くらしい。
なんでプラットホームかというと、アナウンスのおねいさんが言ってたから。

プラットホームが甲板に上がりきった状態(艦尾方向を映す)



ブザー音とともにでっかい天井(プラットホーム)が格納庫に降りてきます。

動画はこちら


30秒ほどで格納庫から甲板に。 軍用なのでもっと荒っぽい動作かと思ったら
普通のエレベーターよりもふんわりとした乗り心地。 30トンまで載せられるそうです。

動画はこちら

甲板上。 広い!
艦橋のように見えるのはアイランド後部の航空管制室。



プラットホームを覗き込むとかなりの高さ。 高いところは大嫌いなので、恐る恐る撮影。
金色の丸のところから棒がせり出して昇ってきたプラットホームを固定すると思われます。



甲板はこんな感じでザラザラ。滑り止め効果はばつぐんだ!



艦尾には垂直発射のミサイル発射装置(VLS)がありますよ



フタは思ったよりも小さい



「ひゅうが」搭載の対潜ヘリSH-60J。
艦のマークは垢抜けています。



花右京でも時々でてくるH-60(ブラックホーク)の海自バージョンがSH-60J。
同じく花右京に出てくるCH-53(シースタリオン)の海自バージョンのCH-53E(シードラゴン)は
「ひゅうが」で運用することもありますが(格納はできない)展示無し。

ちなみに、花右京ではH-60やCH-53はペイブホークやペイブロウのような
救難機バージョンで登場していることもあります。


全高は意外に低い。大きめのミニバンか2トントラックくらい。



収納状態。 そのままではプラットホームで下げられないため。
黄色いのはベアトラップではなく移動用の拘束器。
これをトラクターで引っ張って行きます。
今までのヘリコプター護衛艦では甲板が小さいので必須だった
ベアトラップ(着艦装置)は要らないのです。
追記:「小さいから」よりも「揺れが従来艦より小さいから」だね。



甲板・艦内にいっぱいある、ヘリや搭載物を固定するための穴。



CIWS(ファランクス)の動態展示をするので艦首に移動中。 やっぱ広い!
直線のラインは離発着の目印となるもの。



甲板の端には恐らく夜間離発着の目安になるランプと、側面海面をワッチするモニタが。



画面奥に黄色いクレーンがあるのですが、災害訓練用で載せているのかと思っていたら
緊急時にヘリを吊り上げるクレーンで常駐しているのです。
米空母の車高の低いクレーンとか見慣れてるので普通のクレーン車ぽい形は新鮮。



艦橋・煙突・煙突・航空管制室のあわさったアイランド(艦橋構造物)。
煙突が無ければ、イギリスのクイーンエリザベス級みたいなセパレート艦橋の特徴がよくわかるんですが。
いろんなところにラウドスピーカーやカメラモニタがあります。



今度はSH-60Kの展開状態。 SH-60Jの改良型。
ローターの先端がSH-60Jとは異なり変な形になっています。



後方から見たところ。 尾翼が廃棄煙で結構汚れています。
黄色く丸いのは磁気探知装置のダミー(展示用)。 磁気で潜水艦を探します。



SH-60Jと違って、艦のマークは無し。



CIWS。
バージョンはBLOCK1Bなので水上の目標も撃てます。モニタと赤外線暗視装置付。



横から見たところ。よーく見るとレンズ掃除用の洗剤タンク(?)もついてます。(グリーンの小さいタンク)



本体の動作は機敏で静か。
展示のために空撃ちのデモンストレーションですが、音はすさまじい。
チェーンソーのエンジンをすさまじくした感じ。

動画はこちら

艦橋。 この画像だと全く見えませんが
窓ガラスは油の皮膜が貼られてるような感じで七色にぬらぬらと光っています。



ここから第1プラットホームを使って格納庫に降りていきます。
「ひゅうが」には2つのプラットホームがあるのですよ

お客さんを降ろして昇ってくるところ。

動画はこちら


プラットホームは少しせりあがってから下降します。
多分ロックしているボルトを引き抜くためだと思います。

動画はこちら


操作員の人が格納庫の中の人と連絡を取りながらプラットホームを昇降させます。

動画はこちら


格納庫に降りたところ。赤と白の消防車とフォークリフトが見えます。
ヘリを引っ張るトラクターとほぼ同型。



再びプラットホームが昇っていくところ。



このワイヤでプラットホームを上下させます。
この左側に部屋みたいなのがあって、多分甲板の操作員と連絡を取っているものと思われます。
いきなり上げ下げしたら落ちたり挟まったりするからね。



再び格納庫内。 奥の黒い部分は第2プラットホーム。
物販やってたけど、帽子が売ってなくて残念。
乗船記念スタンプ押して帰りました。



今度は大桟橋に行って外から見てみます。
大桟橋の一番上のデッキ(3階に相当)よりも「ひゅうが」の甲板の方が少し高い。
CIWSの左の方に黒い長方形の板がありますが、電光掲示板になっていて文字を表示できます。



アイランド全景。



マストを除くと地上5階くらいの高さかも



艦尾付近。 クレーン車が止まっています。



10月の閲覧式の頃に「ひゅうが」と「こんごう」が大桟橋にまた寄航するそうなので
見に行きますよ。

残念ながらこの後入院トホホ